【現行運用を活かした整理提案】IDEC端子台「BN10W/BN15MW/BN15MWT における圧着端子1.25‑B3A/1.25‑M3A/1.25‑YS3A 運用から1.25‑B3.5A へ集約する考え方」
2026.03.30
製品情報
制御盤や装置配線で IDEC の BN‑Wシリーズ端子台を使用されているお客様では、
端子台の構造や作業性に応じて、圧着端子を使い分けているケースが多く見られます。
代表的なのが、次の運用です。
よくあるお客様の現行運用
- BN10W
→ 1.25‑B3A - BN15MW
→1.25‑M3A または 1.25‑B3A - BN15MWT
→ 1.25‑YS3A
これは決して場当たり的な選定ではなく、
端子台の特性を理解した、非常に理にかなった使い分けです。
なぜこのような使い分けになるのか
【BN10W × 1.25‑B3A】
- 端子台ネジM3
- 端子台ピッチ7.0mm
- 端子台壁内幅5.9mm
- 圧着端子端子幅5.8mm
【BN15MW × 1.25‑M3A】
- 端子ネジM3
- 端子台ピッチ8.0mm
- 端子台壁内幅6.7mm
- 圧着端子端子幅6.35mm
【BN15MW × 1.25‑B3A】
- 端子台ネジM3
- 端子台ピッチ8.0mm
- 端子台壁内幅6.7mm
- 圧着端子端子幅5.8mm
【BN15MWT × 1.25‑YS3A】
- 端子台ネジM3.5
- 端子台ピッチ8.0mm
- 端子台壁内幅6.7mm
- 圧着端子端子幅6.4mm
いずれも それぞれの端子台に適合しており、
「仕様」「作業性」「現場感覚」のすべてを考慮した選択です。
ただし、運用面では“複雑さ”が残る
一方で、運用という視点で見ると、次のような状態になっています。
同じ 1.25mm² 配線にもかかわらず
- B3A、M3A、YS3Aの 3品番を管理
- 端子台ごとに「どの端子を使うか」を判断
- 図面標準と現場実態に差が出やすい
- ベテラン主体の現場では問題になりにくいものの、
- 担当者の交代
- 外注作業の増加
- 生産数量の拡大
といった変化があると、
判断・説明・在庫管理の負担が徐々に目立ち始めます。
そこで検討したい「1.25‑B3.5A への集約」
1.25‑B3.5A の特性を整理すると
- 適合電線:1.25mm²(共通)
- 端子幅:5.8mm(1.25‑B3A と同等)
- 穴径:φ3.7(1.25‑YS3A と同等)
つまり、
- 端子幅5.8mm
- ネジM3.5対応
この両方を 1種類でカバーできる端子が
1.25‑B3.5A です。
BN10W/BN15MW/BN15MWT すべてで成立する理由
- B3.5A は M3環境で問題なく使用可能
- 端子幅は B3A と同じ → レイアウト変更不要
- 圧着工具・条件・作業手順はすべて共通
👉 設計仕様は変えず、運用ルールだけを統一できます。
集約後の運用イメージ
Before
- BN10W → B3A
- BN15MW → M3A
- BN15MWT → YS3A
(端子台ごとに判断)
After
- BN10W/BN15MW/BN15MWT 共通
→ 1.25‑B3.5A

集約による実務メリット
✅ 在庫管理の簡素化
- 1.25mm²用のY端子を 1品番で管理
✅ 現場判断の削減
- 「この端子台にはどれ?」と考えなくてよい
- 取り違えのリスク低減
✅ 教育・引継ぎが容易
- 新任担当者
- 外注・応援作業者
にも説明が一言で済みます。
導入は段階的で問題ありません
- 既存盤は現行運用のまま
- 新規設計・新ロットから B3.5A を標準化
- 手持ちの B3A/M3A/YS3A は使い切り
👉 無理な一斉変更は不要です。
まとめ
- 現行の使い分けは妥当
- その上で
1.25‑B3.5A に集約することで- 判断が不要
- 在庫が削減
- 運用が安定
これは「変更」ではなく、
運用を一段整理するための標準化提案です。
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株式会社特電 営業部 営業企画課
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