GOT2000 から GOT3000 に置き換える際の注意点(2026年最新版)
2026.02.17
技術情報
三菱電機は、GOT2000(GT27)シリーズの後継として GOT3000(GT37)シリーズをリリースしており、置き換え時にはハード・通信仕様・ソフト・ライセンスなど多くの項目で注意が必要です。
1. 本体の互換性と置き換え対象モデル
GOT2000(GT27モデル)の正式な後継は、 GOT3000(GT37モデル)です。
✔ 注意点
- 外形寸法や取り付け条件が異なる場合あり
- パネルカットは同型にて互換性あり
- 12.1型(GT2712-S、 GT2512-S)はパネルカットを変更せず、12.1型ワイドGT3712-WXを導入可
- 拡張インタフェースの仕様が変更されており、変換ユニットが必要になるケースあり
2. 通信ユニット・オプションユニットの互換性
GOT2000 で使用していた通信ユニット・オプションユニットが そのまま GOT3000 で使用できない可能性 があるため、置き換えガイドの互換表で要確認です。
✔ 注意点
- 一部のユニットは形状・インタフェースが異なる
- 別売の拡張インタフェース変換ユニット(GT37-IF2000)が必要な場合がある
- 外部入出力ユニットなど使用不可のユニットがある
3. 通信設定の変更点(RS-232/RS-422/Ethernet)
GOT3000 では通信仕様は基本継承しているものの、Ethernet の IP アドレス設定に重要な制約 があります。
✔ 注意点
- 既存ケーブルで直接RS-232通信はできません(シリアルポートがRS-232通信とRS-422/485通信兼用のため、ピン配置が異なる)変換ケーブル(GT35-C02HR2-9P)の併用が必要
- 192.168.0.18 の使用禁止(GOT1000 を含む混在構成で IP 競合が発生)
4. GT Works3 のプロジェクト移行時の注意点
GOT2000 のプロジェクトを GOT3000 用に開く場合は変換が必要です。
✔ 注意点
- 一部機能について、非対応、および機能統合、機能名称変更あり
- 非推奨機能が存在する可能性
- 接続機器、通信ドライバについて対応・非対応の再確認が必須
5. ライセンス購入
GOT2000シリーズ用ライセンスは、GOT3000シリーズでは使用できません。以下のようにライセンス購入が必要になる機能(*)があります。
✔ 必要になる可能性のあるライセンス
- GT SoftGOT3000用ライセンス*
- GOT Mobile 機能ライセンス*
- VNCサーバ機能ライセンス*
- パソコンリモート操作機能(Ethernet)ライセンス*
- VPN接続機能ライセンス
- マルチメディア機能ライセンス*
- GT SoftGOT3000用GOT Mobile機能ライセンス*
- GT Works音声合成ライセンス
6. セキュリティ要件(GOT3000 で重要度大)
GOT3000 は IoT ゲートウェイとしての活用が想定されるため、セキュリティ対策が強く求められています。
✔ 公式マニュアルに基づく注意点
- ファイアウォール・VPN・アンチウイルス導入
- 脆弱性情報の定期チェック・アップデート
- 不正アクセス・DoS 攻撃への対策
7. タッチパネル動作仕様の違い(モデルごとに異なる)
GOT3000(GT37)はタッチ方式がモデルにより異なり、誤動作防止の制約が存在します。
✔ 仕様
- GT37-W(静電容量式):3点以上の同時押し禁止(最大2点)
- GT37-X(アナログ抵抗膜式):2点以上同時押し禁止(1点のみ)
8. まとめ|置き換え時に特に確認すべき5項目
| 項目 | 要点 |
|---|---|
| 本体互換性 | GT27 → GT37 が正式後継 取り付け条件の確認必須 |
| 通信ユニット・オプションユニット | 拡張インタフェース変換が必要な場合あり |
| 通信設定 | 接続機器、通信ドライバについて対応・非対応の再確認必須 |
| ソフト互換性 | GT Works3 のプロジェクト変換が必要 |
| ライセンス | ライセンス購入が必要な場合あり |
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